シノプシス / プレス+コメント / 上映情報 / ギャラリー / 予告編 / 監督より / 製作ノート / クレジット /ブログ/ニュース /
   
  awards
   
  team   PRODUCTION NOTE

製作ノート

『精神』の撮影は、岡山県岡山市の「こらーる岡山診療所」を主な舞台として、
2005年の秋と、2007年の夏に行われた。延べの撮影日数は30日程度。
約70時間分の映像素材を得た。編集作業はニューヨークで行われ、
約10ヶ月間を要した。

監督である想田の義母・柏木廣子は、高齢者や障害者の在宅支援をする
NPO法人・喫茶去の代表。柏木とこらーる岡山は、仕事上の関係が深く、
想田は義母を通じてこらーるの存在を知り、2004年に撮影許可を申請した。
こらーる岡山では、活動者会議などで撮影許可の可否を論じ、
監督が患者ひとりひとりから撮影の了解を得ることを条件に、受け入れを決めた。

撮影の大部分は、想田の妻で製作補佐の柏木規与子の2名で行われた。
舞踊家・振付家である柏木は、以前こらーるの行事で踊りを披露したこともあり、
患者の多くと既に顔見知りだった。カメラの横で想田の補佐をした。
想田と柏木は機材持参で待合室などへ出向き、
そこにいる人々ひとりひとりに自己紹介し、撮影許可を求めた。
しかし、10人中8人から9人は撮影を拒んだ。患者の多くは、
友人や職場の同僚、あるいは家族にさえ病気の事実を隠していた。
撮影に同意してくれる患者が現れず、カメラを一切回すことができない日もあった。
(敬称略)

       
  監督にメール / メーリングリストに登録   ラボラトリー X