映画『選挙』
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製作ノート

「選挙」は、2005年10月7日から23日の投票日までの わずか2週間の間に撮影された。そのうち実際に撮影したのは、 12日間である。短期決戦の市議会議員選挙運動という題材の性質上、 ドキュメンタリーの撮影期間としては極めて短いものになった。
撮影した素材はおよそ60時間。スタッフは監督・撮影・録音を 兼ねた監督ただひとり。移動用の車両もなかったため、 被写体の車に同乗するか、電車か、徒歩で移動した。編集は 監督がニューヨークの自宅の編集機で行い、約10か月を要した。

主人公の「山さん」こと山内和彦氏と監督は、東京大学入学 当時のクラスメートである。05年10月、監督は別の題材を撮影 するために日本へ行く準備をしていたが、出発直前に山さんの立候補を 偶然知ることに。急遽、山さんと自民党から撮影許可を得て、「選挙」の 撮影をスケジュールにねじ込んだ。 資金集めの暇もないまま撮影に 入ったので、 制作費はすべて監督が自己負担した。

監督は「選挙」を作るまで、選挙運動に関わったことは一切無かった。 しかし、以前から選挙に対する関心は高く、いつか選挙運動を題材に ドキュメンタリーを撮りたいと考えていた。
数年前、テレビ用 のドキュメンタリー番組として、アメリカの選挙運動を撮ることを試みたが、 企画の段階で放送局に却下され断念したことがある。